兵庫県朝来市の特産品「岩津ねぎ」
岩津ねぎの種は市外持ち出し禁止され栽培から収穫、出荷までを
朝来市内でしか行えない「希少なねぎ」です。
その歴史は古く、江戸時代生野代官所の役人が生野銀山で働く人たちの冬の栄養源として、京都から京野菜の一つである九条ネギの種子を持ち帰り栽培したのが始まりとされています。青ネギの九条ネギと白ネギの一本太ネギ千住葱が共に栽培されたことで、
朝来市特有の環境や気候で変化していき、昭和初期頃には自然交配により青ネギと白ネギの特徴を兼ね備えた葱になったと考えられています。
「岩津ねぎの栽培期間はなんとほぼ一年間!」
4月に種を蒔き、6月初旬頃に大きな畑へ定植~11月中旬の収穫までの間には
自然の脅威と向き合いながら4回の土寄せや成長に応じたタイミングでの追肥。
そして3月中旬頃まで続く収穫~出荷が終わる頃にはまたすぐ「土つくり」が始まり
種蒔きへと続きます。
岩津ねぎは『毎年11月23日が販売解禁日。翌年3月21日までの期間限定販売』となります。寒暖差の激しい朝来市特有の環境下で、夏は厳しい暑さに耐え、まだ暖かさの残る
秋頃からぐんぐんと大きく育っていきます。雪が降り、寒さが厳しくなる冬には岩津ねぎの水分量が増して青葉から白根まで甘味のある岩津ねぎでしか味わえない柔らかさと甘さの
旨味をお楽しみいただけます。岩津ねぎはお料理の「メイン」としてはもちろん、
様々なお料理のプラスαとしてもお楽しみいただけます。